Brassed Off !
こんにちは。
突然ですが、私は無類の映画好きで、受験生にも関わらずとんでもない勢いで映画を観ています。
特に好きなのがヨーロッパの映画なのですが、どうにもそれを共有する場がないので、このblogでたまにオススメの映画を紹介していこうと思います。マニアックなものから有名なものまで色々紹介しますね^ ^
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さてさて、今日の映画は
「Brassed Off!」(日本題名:ブラス!)です。
これは実話をもとに作られているらしく、映画に登場するグライムソープ・コリアリー・バンドというのは本当に実在した楽団なんだそうです。
ここで、Yahoo映画に載っていたあらすじを載せておきます。
『 1917年に炭坑夫の余暇活動として結成されたバンド、グライムソープ・コリアリー・バンドの実話をヒントに映画化。崩壊してゆくコミュニティーを舞台に、音楽と共に生きる歓びと、友情に支えられた人生の素晴らしさを感動的に描く。ピート・ポスルスウェイト、ユアン・マクレガー出演。炭坑閉鎖に揺れる街。人々は生きる希望を失いかけていた。そんな時、彼らに勇気と希望を与えてくれたのが音楽だった。炭坑夫の仲間たちで結成された伝統あるバンドは、街と自分たちの誇りを賭けて全英大会に出場し、決勝大会が開催されるロイヤル・アルバートホールを目指す。』
allcinema ONLINE(外部リンク)
私は、中学も高校もずっと吹奏楽部だったことで興味を惹かれ見るに至りましたが、この映画は音楽の素晴らしさや魅力というよろは、その時代における社会の有り様が強調されて描かれたものだと思います。
炭鉱場の閉鎖により失業の危機が迫る人々で溢れかえっている町で、また自分もその状況にある中で、果たして音楽を続ける意味とは?
そんな葛藤に苛まれながら、色んなものが壊されていくその様子は、その時の社会の情勢を見難く物語っていました…。
Be Brassed off =「うんざりである」
その社会情勢にうんざりして生きる希望を失いかけた人達の気持ちを掛けているのかもしれませんね…。
サッチャー政権に賛否両論ありますが、この映画は非常に社会風刺的に描いていたと思います。
ちょっと暗くなってしまいましたが、吹奏楽部に所属していたという観点から言うと、出てくる曲も非常に有名だし、味があっていいです。
今ではあまり使われない楽器が出てくるので、ナンダコレ!?となりますが、フリューゲル独特の音の柔らかさなどが耳に心地いいです。
フリューゲル↓
また、そのフリューゲル吹きのグロリアがバンドに来てすぐに「アランフェス協奏曲」を吹くのですが、それが凄く上手い!!!
是非聞いて下さい!↓「アランフェス協奏曲」
また、指揮者であるダニーが倒れ、病院で治療を受けている最中に、病院の外でバンド全員で「ダニー・ボーイ」を吹くのですが、それが泣ける…!
指揮者を慕うバンドメンバーの気持ちが、吹奏楽部出身の私にはググググッ!!と来て、ポロポロ泣きました(真面目に)
これも是非聞いて下さい↓「ダニー・ボーイ」
他にも見所ありますが、これ以上言うと、クライマックスが分かってしまうので、自分で観て確かめて下さい!^ ^
その時のイギリス情勢、音楽する人達の想いなど多角的に描かれている非常に面白い映画です。
Brassed Off!
是非観てみてはどうでしょうか?
観た方にはこれを…
最後のダニーのスピーチ。
素晴らしかったですね…
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